百年以上も続いている世界一の自転車レース、ツールド・ド・フランス !
1903年の第一回大会から百年以上も続いているツール・ド・フランス。世界一の自転車レースとも呼ばれ、約4000kmを24日間で走破する長丁場のロードレースだ。開催国フランスをはじめ欧米ではもはや国民的なスポーツ行事となっている。
昨今の自転車愛好家増加現象が物語っているように、日本においてもその人気が飛び火しており、コアファンの間では大注目のレースとなっている。
このDVDシリーズは、日本で始めてツールドフランスを放送したNHKの番組(1985年〜1991年までの7年間)をほぼそのまま収録したもの。レース中継だけではなく、選手やメカニックの舞台裏、戦術秘話等を含む貴重映像満載なアーカイブシリーズである。
【収録内容】
フランスの英雄と賞賛されるベルナール・イノー。多少の苦戦はあったものの、王者の貫禄をみせる走りで、5回目のVを達成。
新型の自転車としてディスクホールが登場した年でもあり、メカニックの裏話にも迫る。レース中の食事のとり方や、選手の食事内容・風景も紹介。
王者ベルナール・イノー率いるラ・ヴィ・クレールチームが圧倒的な総合力のもと磐石なレースを展開する。そしてまだ若きグレッグ・レモンがイノーからエースのバトンを引き継ぐ形で総合優勝、マイヨ・ジョーヌ(優勝者に与えられる黄色のジャージ)を獲得!
イノーは今大会をもって勇退することになる。
オフ期間中に狩りに出かけたグレッグ・レモンが猟銃の暴発により大怪我に見舞われ87年大会欠場となる。レモン不在で展開するレースは大混戦。モッテ、ベルナール、デルガド等との壮絶なデッドヒートの末、アイルランド人として初めてステファン・ロッシが総合優勝を飾る。レース期間中の唯一の休日における選手のリラックスした映像も収録。
スタート地点ナントからゴールのパリまで、走行距離3284kmのコースとなる88年大会。87年大会同様、総合力で抜きん出ているG・レモンは欠場のため、今大会も接戦模様。
フィニョン、ヘレナ、ベルナールとの競合を抑え、15年ぶりにスペインに優勝をもたらした山岳ステージのスペシャリスト ピエロ・デルガドが総合Vに輝く。番組ではデルガドの不運な生い立ち等も紹介。
86年に負った大怪我から奇跡的にカムバックしたグレッグ・レモン。20位以内を目標(本人談)としていたにもかかわらず、不屈の復活劇を成し遂げ見事総合優勝を果たす。
ツール・ド・フランス史上初の記録となるトータルタイム8秒差の僅差でのデッドヒートを展開した、フィニョンとの壮絶なバトルも見所。
キャプッチ、マーセン、バウアー、パンセック。予想外の選手たちの活躍で波乱の幕開けとなった90年大会。最終的にはエース・レモンが所属しているZチームの総合力により2連覇を達成!
レモンスペシャルと呼ばれたトライアスロン用のハンドルを改良した変則レバーハンドルが初めて登場する。
グレッグ・レモン3連覇ならず。ピレネー、アルプスと2大山岳ステージの割合が増え、過酷なコースとなった91年大会を制したのは後に5連覇を果たす若きスペイン人 ニゲール・インデュライン。
彼が所属するバネストチームが緻密な戦術の上、ライバル レモンを王者から引きずりおろす。ギアの設定比率の秘話等のメカニックの裏側事情も紹介。
私をロードレースの世界に引きずり込んだのは紛れもなくこの当時のNHKのこれらの放送です。国内草レースで30代〜40代が一大勢力を占めるのは、これらの放送によって熱くインスパイアされた人が多いからに違いありません。
7年中(たしか)6年にわたってナレーターを務められた杉林昇アナの語り口は、淡々としているようで実はすごく熱い! この方の密かなファンも自転車乗りなら少なくないはず。わたしもいくつかのシーンが杉林アナのセリフ、BGMとともに脳裏に焼き付き、実際に走る時の気分を高め、勇気づけてくれました。
もはやオヤジとなった私は、もっぱら息子に自転車を仕込むことが興味の中心ですが、これは最高の教材になりそうです。
待ってました・・・涙が出そうです!帝王イノーからアメリカ人・レモンへの世代交代、レモン被弾とロッシュとデルガドの死闘(フランスの悲運の新生ジャン・フランソワ・ベルナールも印象的!)、デルガドのドーピング疑惑、(今ではあたりまえの)ハイテク装備レモンの奇跡的復活とフィニョンとの激闘、そして宇宙人インデュライン出現と、ツールドフランス100年の歴史の中で最も面白かった時期の一つではないでしょうか。
NHKの番組作りも淡々としているのですが、余計な演出がないぶん逆に面白く、私もビデオがすり切れるまで何回も見ました。絶対購入です。また自転車とコスチュームが劇的に変化を遂げた時代でもあり、その資料的価値も十分にあると思います。
私は古い映画やスポーツをみるのが、嫌いというか、年のせいか、見ると若い時を思い出し胸が締め付けられるので、見ないようにしていますし、見ても、途中で見るのをやめてしまいます。でも、ツール・ド・フランスはこのDVDを買って最後まで、見てみたいと思います。
この番組が放送されていた時、テレビを回したら、自転車で山道を登る選手が映っていました。その場面は今でも私の頭に残っています。その頃からだと思いますが、私も気がついてみるとロードレーサに乗っていました。イノー、フィニヨン、レモン、やインディユライン、デルガドに又、会いたいです。
私は今でもロードレーサーに乗っています。自転車って本当に見るのも、ペダルを踏むのもとても楽しいです。私の人生の多くが自転車とかかわっています。NHKさんありがとう。
まさか、今更、発売されるなんて思ってもみませんでした。
近年のツールはあんまり、そそるモノがなかったので、いまだに、NHKで放送された1990版を繰り返してみてるこの頃でした。 民放に変わる最後の放送で、リアルタイムでみれたことは、この上なく幸運でした。 グレッグレモン、デルガド、フィニヨン、インデュライン、パンセック、キャップチ等々、選手も満載で、山岳対決なんて、わくわくモノでしたね。
民放に移ってからは、地方では全く放送密度が薄く、根本的に構成も面白くなかったので。 BGMも、NHK版の方が断然、マッチしていたし。
とにかく、単なるスポーツ番組としてでなく、ホントに、人間ドラマ性・ドキュメント性が満載で、いつみても面白く、いまだに、定期的に繰り返しみている次第です。
近年は、年甲斐もなく、念願の自転車を購入して、遅ればせながら、昨年から、ヒルクライムにシーサイドに、ツーリングにはまっています。 (ホント、14年経ってやっとですから^^;) ひとえに、僕にとっては、この放送は、大切な宝物です。
ですから、これは、僕的には、大変に買いです!!
【 ツール・ド・フランス 関連 】
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